スマホシンドローム2019.04.09

見た目の影響だけじゃない?スマホシンドローム~背中・肩編~

日常の多くの場面で使われているスマートフォンですが、長時間使い続けていると身体に支障をきたすことがあります。スマートフォンの使用で生じる不調は【スマホシンドローム】と呼ばれ、私たちの身近に潜んでいるのです。

例えば、スマートフォンの画面を見るときに頭が前に出てしまう、無意識に背中が丸くなる、ということはありませんか。このような姿勢は「スマホ巻き肩」と呼ばれるスマホシンドロームの1つです。スマートフォンの使い過ぎが原因で肩が内側に入り込んでしまい、猫背の状態になることを指しています。
あなたの周りのスマートフォンユーザーはどうでしょう。背中が丸まっていたり肩が内側に入っている人はいませんか。

スマホ巻き肩は、スマートフォンを長時間使っている人によく見られる姿勢です。「姿勢を正さないと」と思って背筋を伸ばしても、すぐ疲れてしまい、いつの間にかスマホ巻き肩の状態に戻ってしまうのです。現代人は身体を動かす機会が少なく、スマートフォンのSNSやゲームに夢中になったり、デスクワークで1日中座続けることが多いので、身体を支える筋力が低下していると言われています。こうした筋力低下もスマホ巻き肩の原因の1つです。では、スマホ巻き肩の何がいけないのか、詳しくお伝えする前に一度、姿勢を正してみましょう。

…と言われて背筋が伸びたあなたは、もしかしてスマホシンドローム予備軍かもしれませんね。

スマホ巻き肩になるとどうしてダメなの?

まず、見た目の印象が良くありませんよね。スタイルを悪く見せ、暗い印象を与えてしまいがちです。しかも、スマホ巻き肩になると、猫背と同様に胸部の筋肉が緩んだ状態になってしまうため、胸部の筋肉をうまく使うことができず、バストをたるませて見せてしまうのです。

そして、スマホ巻き肩の影響は見た目だけではありません。肩が内側に入ることで肩甲骨が左右に開きます。その姿勢が続くと肩甲骨はそのまま固まってしまい、きれいな姿勢に戻りにくくなってしまいます。肩甲骨と繋がっている首や肩の筋肉に影響し、肩コリや頭痛の原因になることもあるのです。

さらに、スマホ巻き肩は呼吸を浅くさせます。実際、背筋を伸ばした状態と丸めた状態を比べると、どちらが呼吸しやすいでしょうか。背中を丸めた状態は、肋骨などの骨を圧迫してしまい、息を吸っても肺を大きく膨らませることが難しくなるのです。呼吸が浅いと、血液中の酸素濃度が減少し、疲れやすい状態が続いたり集中力低下に繋がったりすることもあるので要注意です。

まずは大きく深呼吸!

スマホ巻き肩対策には、背筋を伸ばすことを心掛けることが大切ですが、筋力が低下している現代人にとっては難しいかもしれません。そんな人は、まず日頃から深呼吸をしてみてください。肋骨の動きを意識しながら呼吸をすることがポイントです。そして何時間も同じ体勢を取り続けず、1時間に1度は立ち上がったり身体を動かしたりするようにしましょう。

運動をする時や身体を支えるために大切な筋肉(インナーマッスル)を鍛えることも必要ですが、今回はデスクワーク時、スマホ巻き肩にならないための姿勢の作り方をご紹介します。1日の大半を座って過ごしている、座るとどうしてもスマホ巻き肩になってしまうという人は、ぜひ取り入れてみてください。


①胸を張って座り、上を向く


②耳たぶの後ろの骨の出っ張りより少し下に人差し指を真横からつけ、ゆっくり前を向く


③手の平を上に向けて、ヒジを約90度に曲げ机から握り拳1つ分離れて座る


④肩甲骨をひいて胸を張り、前腕(ヒジから先)の部分だけを内側にねじって、手の平を下に向ける


肩甲骨の状態が悪いままデスクワークなどをすると、脇が自然に開き、猫背や肩コリ、ひどければ腱鞘炎になる可能性もあります。
こまめに身体を動かすようにしましょう。